薬剤師として2回目の投薬

40代まで薬剤師未経験だった私の様子について、引き続き、恥を忍んで書きます。

薬剤師としての初めての投薬は、散々なものとなりました。

患者さんをお見送りしたあと、私は、薬局長に「すいません」と俯きながら言うのがやっとの状態でした。

薬局長「いいのよ。実際にやってみて自分なりに反省点が分かったほうが、次の投薬で生かせやすいでしょ?あとね、あまり緊張しないほうがいいよ。もっとも、緊張するなと言っても無理かもしれないけど・・・」

私「はい、ありがとうございます。」

そんな会話をした後、薬局長はすぐに、次の患者さんを私に伝えました。
薬局長が言うには、とても穏やかな性格の方で、いつも同じ処方で、薬の種類も少ないとのこと。

薬局長「この方も、投薬しやすいほうだから。あまり緊張せずに、お薬を渡してあげてね。そもそも、ご自身の薬についてしっかり認識されているから、しっかり説明しなきゃなんて思う必要も無いくらいなの」

私「そうなんですね。」
とちょっと安堵感。

調剤室でピッキングや監査などをしているうちに、私が担当するように言われている患者さんから処方箋のFAXが送られてきました。
見てみると、いつも通りの処方です。
少しは慣れてきたのか、もたもた気味とはいえ、ピッキングのスピードが少し速くなってきたように思いました。
早速、薬を揃え、薬局長に監査をお願いしました。
一つ一つの判を押すたびに責任の重みを感じていきます。

しばらくすると、私が担当するように言われていた患者さんが入ってきました。

薬局長、事務の方と一緒に「こんにちは」とご挨拶。

早速、処方箋と薬が合っているか再チェックをし、カウンターへ行きました。
私、「○さん」
と言うと、○さんがこちらに来ました。
おとなしい感じの男性で、いつものお薬です。

私「いつもと同じお薬が出ています」  取りあえず一言出てきました。
薬と薬情を見えるように並べました。
緊張で、微妙に手が震えます。
朝のお薬と昼のお薬、夕食後のお薬を、薬情に合わせて患者さんにお見せした上で、薬袋に入れました。

私「今回のお会計は○円です。」
あれ?レジスター、どこのボタンを押していくんだっけ?
押す場所間違えると金額変わっちゃうのに…
あれあれ?
薬局長に目でヘルプを頼むと、薬局長がサッと来て、小声で教えてくれました。
その通りにボタンを押して、何とかお会計終了。
薬局長「お待たせしてすいません」と患者さんに声をかけつつ、「お大事に」とみんなでお見送り。

2回目の投薬終了…。

薬局長 「ちょっとは慣れたかな?でも、患者さんに薬を飲んで、何か気になることは無いか確認しなかったでしょ。一方的に説明して終わりだったのはまずかったな。同じ薬をずっと飲んでいる人だから何も気にしてないかもしれないけど、あれはダメ」
と注意を受けました。

そういえば、説明するのに必死で、患者さんから何も話を聞きませんでした。
気持ちの余裕がまるで無し・・・。

更に薬局長曰く、
「患者さんが来てからお名前を呼ぶまでの時間が少し長いから、次回から時間を計って短くしていきましょうかね。患者さんが誰もいない状況だったのだから、何分もお待たせしてはダメ。」

こうやって、次回の課題が指摘されました。

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