エムスリーで紹介された薬剤師の就職面接は、子どもがいない平日午前中に予定されていました。
それはとても有難い事です。
面接が近づくにつれて、面接の場所となっている薬局まで、迷わず行けるか心配になってきました。
そこで、天候が良かった事もあり、面接前日に経路の確認をすることにしました。
その際には、新しく買ったパンプスを履いて歩きました。
通勤手段については、歩きで行くか電車で行くか迷った挙句、行きは電車で、帰りは徒歩で、という事にしました。
まずは、行き。
電車に乗って一駅。そこから徒歩7～8分。
車の通れない路地をひたすら歩き、最後にやっと大きめの通りに出て、予定の場所に到着しました。
住宅地の中の路地なので、人通りは無くても、人けを感じる住宅は多く、割と安全な道かなと思いました。
面接予定の薬局は、住宅地の中にあり、コンビニや医院が点在しているような場所でした。
片道30分です。
電車で通うのは楽ですが、薬局から交通費の支給は無いとのことなので、一駅といえども自腹になります。
面接していただけるだけでもありがたいので、ケチだなんて思ってはいけないと自分に言い聞かせていたものの、それが唯一気になる点でした。
そして帰り。
自宅までひたすら歩いて帰りました。
私は他県から引っ越してきたばかりなので、地域の地理についてはまだ分かってませんでした。
そのため、この徒歩での帰りは、地域について色々学ぶ事が多かったです。
スマホの地図を頼りに、薬局から自宅に向かって歩きはじめると、アップダウンがある事が判明しました。
地図を見てるだけでは分からない事でした。
そして、途中から、大規模な墓地の中を通らなければなりません。
この墓地は、桜が綺麗なので、花見の季節は多くの人達が訪れますが、普段は人がほとんどいない墓地で、地元の人が自転車で通りぬけるだけです。
私も、地元に住み始めた者として、この墓地の中を通り抜けました。
もしこの墓地の中を通らないとすると、かなり遠回りになってしまうため、どうしても墓地の中を歩かなければなりません。
天気の良い日は、まだ散歩する人達がいるので良いですが、雨や雪の日、帰りが少し遅くなった日も、ここを通るのかと思うと、不気味さだけでなく、防犯上の不安も感じました。
どうしよう、家から近くても、これはちょっと通いにくいな…
自転車買うか。アップダウンがあるので、電動自転車が良いかな。
でも、職場はとても良い人達かもしれない。
なんて事を色々考えながら、約25分で帰宅しました。
家に帰った途端、履きやすい靴であった事や、経路が確認できたことにホッとし、それまで考えていた心配や不安はすべて吹っ飛び、面接でどんな事を聞かれるのか、あれこれ考えていました。
今、当時を振り返って思うことは、やはり墓地の中を一人で歩かなければならないような職場を選ばなくてよかったということです。
面接の前から気になって仕方ない事は、働き始めたら更に大きな問題となってきます。
また、交通費支給についても、自転車で通える距離だからと、電車で通えるにもかかわらず、交通費を支給しないという職場もどうかと思います。
自分で選択した上で自転車通勤だったら良いですが、そうでないのはやめた方がいいかと・・・。
私が、決め細やかなサポートをしていただいたファルマスタッフです。
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