薬剤師として調剤薬局初出勤

私にとって、人生初の調剤薬局出勤日がやってきました。
薬剤師の資格を初めて活かすことになりました。

すっかり過去のことになりましたが、とても暑く良く晴れた日だったことを覚えています。

緊張して薬局の前に立つと、自動ドアが開き、薬局長が笑顔で迎えてくださいました。
管理薬剤師の薬局長の他に事務の女性が二人でした。

私に、仕事を教える予定の人は、確か60代の女性薬剤師だったはず、と周囲を見回したものの、そのような女性は見当たらず。
その人は今日はお休みなのかな?と思いつつ、薬局長から、ロッカーの場所や白衣のクリーニングの曜日について、説明を受けました。
タイムカードの説明を受けてから、今度は、薬局の人達に改めてご挨拶をしました。
薬局長1人と事務2人の計3人だけなので、距離も近く、アットホームな雰囲気でした。

そして、調剤室に移動です。
調剤室に入っただけで、緊張のピークで、新卒で製薬メーカーに入社した初日よりもはるかにドキドキしてました。
当然ながら、棚には薬はびっしりあります。
五十音順ではなく、種類別に分けて並べられているとのことで、薬の名前を聞いてすぐに効能が言えるわけではない私には、さっそくハードルが高く感じました。

子沢山の私には、保育士のほうが向いていると瞬時に思ってしまいましたが、そんな考えを一生懸命否定している自分もいました。

ただ、患者数がそれほど多くないので、患者さんがいないときは、棚の薬を見ながら、勉強できましたし、薬局長と薬の話をするだけでも、いい刺激になりました。

以前も書きましたが、勤務時間は、今振り返ってみるととても短いもので、午前10時から午後1時。
しかも、出勤する曜日は、月水金の週3日と、これまた少ないものでした。

しかし、ほぼ15年ぶりの出勤という、自分にとっては、大きな始めの一歩となりました。

薬局に処方箋を持って人が来るたびに、ドキドキし、指示されたことをするのが精一杯。
薬の場所が分からず、ピッキングすら満足にできず、事務の女性のほうが、よっぽどよく分かっている状態でした。

もっとも、これは承知の上で採用されているので、誰も驚きませんし、怒りもしません。

事務の方が、私が気にしている様子を見て、「これまでの人もみんな、最初はそうだったから」と言ってくださいました。
これまでの人?
未経験の人をこれまでも採用したことがあるの?
そんなに人が入れ替わっているの?
薬剤師って転職する人多いの?

色々思いましたが、こちらから質問する気持ちの余裕は無く、そのまま聞き流しました。

私が、決め細やかなサポートをしていただいたファルマスタッフです。
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